病院機能支援ロボットの研究開発の支援

手術、診察、看護、介護、リハビリ、検査、薬剤などのさまざまな病院機能を支援するロボット、つまり病院機能支援ロボットを研究開発するプロジェクトを進めております。現在は腹腔鏡手術などの内視鏡手術をアシストする手術支援ロボットの研究開発が、研究者の先生、企業の方々によって行われており、このシーズを基に、2005年9月には医療用ロボットベンチャー(株)Cyber Surg & Medicalを設立いたしました。

手術支援ロボットにつきましては、現在、3年後の実用化を目指しております。また、ロボット手術の今後の発展に対応すべく、移動や遠隔操作が可能であるもののほか、人工知能を搭載したロボットの計画もございます。

手術支援ロボットPDF

2008.10.7(金)中日新聞
研究スポット「手渡しロボット」
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再生医療の基礎研究・臨床研究に対する支援

肝硬変・糖尿病などの消化器難治性疾患に対する新しい治療手段として、再生医療の研究開発を行っています。現在、「修飾された自己骨髄細胞または骨髄由来細胞を用いた肝再生療法の基礎的・臨床的研究」を行っており、2005年8月から「肝不全患者に対する自己骨髄細胞を用いた組織再生療法」の臨床研究に対して、支援しております。

また、「骨髄細胞及び骨髄関連細胞に対する遺伝子導入法」に関するシーズを基に、再生医療のバイオベンチャー設立の準備が進行中。糖尿病の再生医療の研究として、「同種膵島細胞を用いた膵島移植療法」及び「修飾された自己脂肪内幹細胞及びその由来細胞を用いた重症糖尿病に対する再生療法」の研究が進められています。

2005.6.3(金)中日新聞
研究スポット「肝不全の組織再生」
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2005.10.28(金)中日新聞
研究スポット「肝臓再生治療」
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医療系ベンチャー設立

先端医療を推進する目的で、私どもはこれまでに2つの医療系ベンチャーを設立しました。

2004年9月 先端医療推進を支援するため、環境医療ベンチャー(有)EMネットを設立しました。先端医療推進機構が行う講演会、臨床治験などへの人材派遣、JAPSAM CLUBが行う健康講座の開催協力などの業務を行って参りました。現在健康やアンチエージングをテーマに、漢方クリニックや健康食品などの商品の研究開発を行っております。

また、2005年9月、手術支援ロボットに関するシーズをもとに、医療用ロボットベンチャー(株)Cyber Surg & Medicalを設立しました。このベンチャーは、手術、介護、リハビリなどのさまざまな病院機能を支援するロボット、医療にもちいるナビゲーションシステムを研究開発、製造販売する会社です。現在研究開発中の手術支援ロボットは、内視鏡手術で用いる数十種類の鉗子を術者の声で選択、手渡しするロボットです。近い将来訪れるロボット手術に対応、可動式で、遠隔操作可能、人工知能を搭載する計画があります。このロボットが進化すれば、手術室無人化や空間制御手術も可能です。

臨床試験・治験支援

先端医療の推進には、すみやかな臨床治験により患者様に新しい医療を迅速に提供することが重要です。私どもは統合的治験支援システムの作成とともに、さまざまな臨床治験支援事業を行っています。

2007年3月には当機構でも治験審査委員会(IRB)を設置し、着実に業績をのばしています。

寄附講座開設

医学的研究拠点として、私どもは大学や研究機関での寄附講座・寄附研究施設の開設を目指しておりました。2006年1月に開設した、名古屋大学医学部「バイオロボティクス学」寄附講座では、私どものテーマであるバイオとロボットの研究開発と臨床試験を行っており、複数の企業との共同開設という形で進行中です。企業と共同開設することにより、大学での研究が企業との共同研究へと発展し、技術開発が促進されると考えています。

講演会開催

先端医療や当機構の活動をご理解いただくため、社会啓発活動として講演会や市民向け健康講座を開催しております。

先端学術賞創設

先端医療を活性化するためのみならず、医学も含めた科学、文化、芸術分野で、再先端で独創的な活動を行っている方々を讃え、先端学術の発展に寄与するために、私どもは先端学術賞を創設いたしました。この賞は、年1回個人または団体に与えられるものであり、同時に贈呈式と記念講演会が開催されます。2004年度は、カリフォルニア大学デービス校医学部教授 A.Hari Reddi氏が受賞されました。

先端医療ネットワーク懇話会

当機構のさまざまな活動を支援していただくため、私どもは2006年7月に先端医療ネットワーク懇話会を設立いたしました。「先端医療ネットワークセミナー」の開催を中心に、会員間での情報交換や親睦をはかっております。

附属先端医療研究所

2006年4月、独自の医学的拠点として、中部大学内に附属先端医療研究所を開設致しました。

先端医療研究所では、独自のシーズの開発を目指し、バイオ、ロボット、ナノテクなどの医学的研究を行います。また、設立した先端医療ベンチャーとの融合研究を加速させます。

「先端医療国際センター(仮称)」設立支援事業

2007年10月より、愛知県、名古屋市、中部経済産業局、名古屋大学医学部「先端医療バイオロボティクス学」寄附講座と連携し、「先端医療国際センター(仮称)」の設立に向け支援事業を展開しております。2008年からは勉強会を開始致しました。

若手研究者助成

先端的な学術研究をおこなう 45 歳までの若手研究者を対象に、国内外問わず学会、シンポジウ ムでの発表の支援をおこないます。

若手研究者助成募集要項・申請書(PDF)