先端医療ネットワーク懇話会

設立主旨

特定非営利活動法人「先端医療推進機構」(JAPSAM)は、先端医療に関する社会啓発活動のほか、新たな医療技術の研究開発のため、2006年1月に名古屋大学医学部先端医療バイオロボティクス学寄附講座を設立支援いたしました。

しかし、新しい医療の仕組みを早期実現するためには、異分野の方々に構想を理解していただく必要があります。そこで、2005年より当機構の活動を支援していただいていた、「JAPSAM CLUB」をもとに「先端医療ネットワーク懇話会」を設立、会員の皆さまと意見を交し合える場として2006年7月に活動を開始いたしました。本懇話会は、「新医療システム構築」や「先端医療国際センター設立」の実現に向け、より強力な産学官連携システムを構築するための推進母体となります。会員を対象とした「先端医療ネットワークセミナー」を開催し、先端医療技術に関する意見交換が活発になされるよう努めてまいります。

つきましては、より多くの皆さま方がこの趣旨に賛同し、本懇話会にご参加くださることを期待しております。

構想

病院、研究所、大学院大学、医療産業などがそれぞれ独立性を有しながら緩やかにコラレートする広域連携センター構想です。センターではバイオ、ロボットをメインテーマに据え、医学的側面だけでなく自己医療、予防医療、金融保険、物流、情報通信などの社会的側面からも新しい医療の実用化に取り組みます。

新しい医療の取り組みのひとつとして、手術や診察などの医療行為のみならず検査、看護、介護などの機能にもロボティクスを導入するcyber hospital構想があります。患者や医療従事者に対するリスクやコストを削減し、よりよい病院サービスが提供可能か実証する試みです。