ごあいさつ

特定非営利活動法人「先端医療推進機構(JAPSAM)」は、先端医療分野の推進を目的に、平成15年に特定非営利活動法人「先端医療を推進する会」として設立されました(平成17年に現法人名に改称)。

日本における難病治療は、日進月歩ではありますが、医療をとりまく環境整備やシステムの刷新にも尽力する必要があります。本機構では、研究開発の支援、臨床研究・治験の支援、ならびに再生医療に関する委員会開催、さらに、一般の方々を対象にした社会啓発事業において、新しい治療法の情報提供や健康講座、学術的なシンポジウムの開催を定期的に行なっております。また、難病疾患に対して役に立つ新しい医療システムの提案や、安全かつ速やかな臨床応用など、医療のよりよい発展に寄与できるよう、努力を重ねております。

具体的には、研究開発支援として、名古屋大学に寄附講座の設置。臨床研究・治験支援の次世代医療審査委員会として、IRB・倫理審査委員会、特定認定再生医療等委員会ならびに認定再生医療等委員会の運営を、東京と名古屋にて毎月開催。さらに、医療機関での外国語運用能力を高めていただくためのグローバルヘルスケアプランとして、医療英語のセミナーや認定試験(URL)の実施を支援しております。述べ4,500人の方々に参加いただいております。

今後も、先端医療分野の発展と、グローバルヘルス分野に貢献してまいります。皆様には、ネットワーク懇話会やご支援方法をご確認いただき、変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。

臨床研究・治験支援では、平成19年1月、治験審査委員会(IRB=Institutional Review Board)を設立し、迅速かつ公正な審査を定期的に開催しております。この活動をとおして臨床試験および臨床研究の推進に貢献しております。さらに、平成27年には、特定認定再生医療等委員会および認定再生医療等委員会を設立し、安全かつ丁寧な審査委員会の運営を通して、再生医療分野の発展を支援すべく、事業を進めております。

高久 史麿 理事長
林 依里子 副理事長